2009年3月17日火曜日

西松事件

少し以前から西松建設の裏金工作が報道されていた。
裏献金のための資金作りを海外でやっていた疑いがあるということらしい。

そして、3月3日、民主党小沢代表の第一秘書がいきなり逮捕されるという、衝撃的なニュースを 目にする。
現在の国会は、衆議院側は、与党が2/3以上を占め、参議院側が野党が過半数を握るというねじれ状態である。
衆議院は2005年の小泉劇場により、自民党が圧倒的な勝利をあげた。当時の岡田民主党は惨敗であった。
小泉改革のキャッチフレーズだけに騙された多くの国民が自民党に清き一票を投じたのだ。
しかし、あの当時もライブドアの堀江を候補にかついだり、竹中などは、堀江を兄弟と持ち上げていた軽薄ぶり。
堀江の錬金術師としての才能はすごい。ほとんど歴史のない中身の薄い会社の株を違法とも思える株式分割の手法で売りまくって多くの国民から金を吸い上げたのだ。
その詐欺師堀江を、時代の寵児と持ち上げた竹中という学者もどきの見識は、当然再評価されるべき所、御用マスコミは未だに竹中をテレビに登場させて、怪しげな論理をふりまきちらしている。

国会では郵政民営化に伴う、簡保の宿売却にからむ疑惑が噴出し、オリックスへの一括譲渡が入札とは名ばかりの出来レースではなかったのか、という疑惑が取りざたされている。
現実に1万円で落札された物件が6000万円で転売されてる事実も明らかになり、表向きの郵政民営化の裏には、もっと違う利権構造が存在するのではないかという疑問がふつづつとわき上がっている。

多くの国民が今の政治に失望している。なぜだ?今は官僚が総ての実権を握ってるというふうにみえるからだろうか?官僚のわがままを政治は制御出来ない。政治家は官僚が書いた筋書き通り演じてる三文役者じゃないのか?と、気づき始めたのかもしれない。中には官僚の書いた原稿をそのまま読めない情けない国会議員もいるのだが・・・・

小泉が辞めた後、安倍、福田、と国民の審判を受けていない総理大臣が登場しては消えていった。
美しい国、というワンフレーズで登場した、ぼっちゃん総理も、結局は器でないことが証明されギブアップ。
福田総理も短期間でギブアップして記者会見で捨てぜりふを残して、消えていった。

時はあたかも、米国発の経済危機が世界中に影響しようというさなか、自民党は数週間にわたって総裁選挙を演出し、マスコミの耳目を集中させ自民党支持を高めようと画策して、登場したのがなんと麻生。秋葉のオタク族には人気があるのかもしれないが、あの口曲がりは、根性もねじれてるに違いないだろうと、多くの国民が思ったかもしれない。
その為期待していたほど支持率は上がらない。
しかし、就任してすぐに解散していたら、決断力がある、と判断されて、ひょっとしたら支持もそんなに下がらなかったかもしれない。ところが、この良い所出の育ちの悪い総理は、一旦座った椅子に未練をもち、解散をどんどん先延ばしてきた。そして、出てくるのは支持率を下げる行動ばかり。
この麻生という男、決断力がないのは一貫しているようだ。問題を起こした大臣を罷免することも出来ずに、まあまあ、で解決しようとするが、世論に抗しきれずに、結局辞めさせる。

結果、野党にとっては追い風という言い方も出来ただろう。相手が勝手にこけてくれてるのだから待てばカイロのなんとか・・・って雰囲気だった。

そんな中での小沢代表秘書の逮捕。まず、国策捜査であることは、国策捜査でないと云う証拠を揃えるまで、多くの国民が感じてることだろう。検察は国策捜査でないと云う明らかな証明をする責任があると思うのだが・・・
では、なぜこの時期に国策捜査なのか?
考えられるのは小沢代表を第一線から退けるための画策だろう。
なぜ?小沢代表は、政権交代したら今の官僚組織を一度壊す、と言っている。
自公政権で甘い汁を吸ってきた官僚達には青天の霹靂だろう。
天下りの問題にしても国民の税金が天下り機関におしげもなくばらまかれている。年間12兆という金額の総てが無駄とは言わないけど、多くの天下り法人はひとえに天下り先を確保する為に作られたものだろうと、想像できる。
小沢代表の掲げる財政再建、国民福祉は、この天下り財源にメスをいれるところから生み出されるのではないかと、思っている。
今の政治家で官僚の中枢の仕組みまでを知り尽くしてるのは小沢代表が第一人者ではないかと思う。もちろ過去のいろんな金と政治がからむ場面に登場してダーティーなイメージがつきまとっているのは事実であるが。

だからこそ、そこを利用して、なんとしても小沢総理の誕生を阻止しようと言う勢力がうごめいている可能性は大きい。
仮に、民主党が政権を奪ったとしても、小沢以外の総理大臣であれば、なんとでもなる、と霞ヶ関はみてるのではないだろうか・・・
今回の政変(大げさかもしれないが・・)を画策した勢力にとっては、小沢代表一人がターゲットなのではないだろうか。
民主党の馬鹿な議員は、ひょっとしたら自民党と通じてるのかもしれないが、小沢代表のコメントを批判したりしている。自民党と通じていなくても、彼は自己顕示欲の固まりだろうと想像できる。
自分が代表の時代には偽メール問題で民主党の支持をがたがたにしておいてまだ、事の本質がわかってない人間だと想像できる。

いろんな人間のBlogを見てると、小沢代表のダーティな部分をことさら強調して、ネガティブなキャンペーンをやっているが、総てが自民党支持者ばかりでなく、民主党支持者の中にもあるやに思われる。
自民支持でなく、小沢批判をこの時期にする人間は、では日本をどうしたいのだ??? と、問うてみたい。

自公による官僚政治を終わりにして、国民主役の日本にしたいのならば、今は小沢代表の御輿をかついで、自公官僚勢力と闘うべきである。
小生の個人的な感想では、もし小沢が総理大臣になっても、官僚政治を一応まともな組織に改変した後には次に後を譲るのではないかと思ってる。年齢的にも健康面でも長期に総理大臣を務める気はないだろうと思う。今、固執しまくってる誰かとは違う気がする。

どうやら、麻生は任期満了近くまで居座る気のようだ。民主党も解散に追い込む決め手をかいたまま、9月までいくかもしれない。その間に今回の捜査の総括がなされて、どういう結論になるのか注目される。
マスメディアしか情報の無かった昔と違って、今はネット上で多くの情報が飛び交っている。
そして、いかに新聞テレビなどの情報が偏っているかも気づきつつある。
どれだけ、民主党、小沢代表のネガティブ偏向報道を重ねても、思った以上の支持率低下にはならなかった。まさに、田中真紀子議員がテレビでコメントした、今こそ国民のマチュア(成熟度) が試されている時なのかもしれない。

検察のリーク情報を垂れ流すしか脳のないマスコミは退散して欲しい。本来のマスコミの使命感を思い出して、公正中立な報道をしないと、まさに北朝鮮と同じレベルだと諸外国から笑われるはめになるだろう。

2009年1月11日日曜日

地上に戻ろう!!

今が地獄だとすれば、まずは天国を目指さずに、地上に戻ろう!!
天国は地上に戻らなければ目指すことは出来ない。
いかにしたら、地上に戻れるか?
2009年の目標は、地上に戻る方法を考えることにある。

世の中不景気だし、政治は機能してないし、地獄にいる人間にとっては
とても厳しい時代だけど、地獄でこのまま挫折するわけにはいかない。
幸い、体だけは機能してる。脳みそもまだ今のところはそこそこ機能
している。
誰も助けてはくれない。自分の力ではい上がるのだ!

そんな厳しいこの世だけど、世の中の矛盾、腹の立つことが多すぎる。
地獄からの眼差しで、現世社会の矛盾や問題点を書いていきたい。

多分、誰一人読むこともないボロボロなブログだろうけど、せめてもの
うっぷん晴らしだと一人納得すればいい!!